会場全景
 昼食後に満席の中、「畳仕事はまだまだ増やせるセミナー」を開催しました。

頃安社長2
 頃安雅樹社長より「差別化戦略の推進により生き残り発展する畳店へ」と題して、畳業界の常識は世間の非常識、発想の転換が必要、畳業界の将来展望について、差別化戦略の必要性を唱えました。
 「業界のリーディングカンパニー」として、絶えず「商品開発」に努め、お客様の発展につながる「戦略提案」をより一層推進してまいります。

前田社長講演
 兵庫県姫路市の有限会社張替倶楽部 代表取締役 前田雄一郎様に、「ゼロからのスタートで8年連続売上増」と題して、講演して頂きました。
 平成7年:極東産機(株)に入社し、東京畳事業部に配属され、畳店構造改革営業マンとして活躍した。支援した畳店が、「個人表替え掘り起こし」で売上が増え、喜んでもらえた。
 また一方、構造改革提案を受け入れる前向きな畳店が少なく、兵庫県に帰って、自ら畳店を立ち上げることを考え始めた。
 平成15年:31才の時に退職し、兵庫県姫路市に(有)張替倶楽部を設立した。全国でも珍しい金無し、コネ無し、仕事無し、ゼロから畳店の新規出店を行った。
 初年度は、ふすま・障子・アミドのみ内作で、畳は外注行った。
 平成17年:極東産機製の「スーパーミニライン」を導入し、畳を自社施工にする。
 平成18年:初めて従業員を入れる。
 平成19年:2人目の従業員を入れる。
 平成20年:姫路市内に2号店となる飾磨店を出店し、「スーパーミニライン」2セット目導入。
 平成23年:創業9年目、8年連続で売り上げ増を記録中。個人客比率70%、従業員2名。

 8年連続で売上を増やせた理由を考えると、営業に自信はあったが、自分自身が経営者になり、多くの壁にぶちあたった。その時に、営業マンの時にお世話になった関東の畳店様(ダントツ畳店会仲間)に相談することにより、問題を乗り越えることができたと思う。
 ダントツ畳店会仲間に感謝している。

森田コンサル
 森田孝雄コンサルタントは「今から間に合う畳仕事を増やす方法」と題して、新設住宅着工戸数の変化を説明し、まずは自店の売上(取引先別・商品別)把握を行うことが重要である。
 実際の支援先畳店のチラシ・DM・看板・ホームページ等の具体例を示し、作成するポント、実際の効果を説明しました。

畳仕事が低迷する中、何かヒントを得ようとする畳店で賑わい、今後の展示会も注目が集まりそうです。


<今後の予定>
平成24年1月28日(土)
「キョクトー畳・ふすま総合展示会」&「畳仕事はまだまだ増やせるセミナー」熊本会場 グランメッセ熊本