2011年08月
昼食後に開催したセミナーは満席の中、 頃安雅樹社長の「差別化戦略の推進により生き残り発展する畳店へ」と題して、畳業界の常識は世間の非常識、発想の転換が必要、畳業界の将来展望について、差別化戦略の必要性を唱えました。
東京都青梅市 ㈱石川畳店 代表取締役 石川 靖芳様の講演では、「畳仕事はまだまだ増やせる」と題して、平成14年3月に構造改革した結果を発表して頂きました。
創業68年3代目の石川社長は、3兄弟の長男で、構造改革前は、毎年売り上げが減少しており、個人の仕事が増やせるとは思っていませんでした。
「構造改革」では、コンサルタントの指導を受け、看板、のぼり、新聞折込チラシ、DM、ポスティング、タウンページ広告、お礼状、工場整理、ユニフォーム作成などを徹底して行いました。
また、キョクトー「ダントツ畳店会」の仲間と年に2回程度「勉強会」で会い、地域の違う畳店に相談することにより、様々な問題を解決出来ました。
構造改革前は、個人客は50%でしたが、今では個人客70%になっています。「構造改革」は1年で終わりではなく、常に続けていくことが大切だと思いますので、今から「第3の構造改革」に挑戦し、売上を伸ばして行きたいと思います。
東京都青梅市 ㈱石川畳店様 ホームページ
森田孝雄コンサルタントは「畳仕事の増やし方」と題して、新設住宅着工戸数の変化を説明し、まずは自店の売上(取引先別・商品別)把握を行うことが重要である。実際の支援先畳店のチラシ・DM・看板・ホームページ等の具体例を示し、作成するポント、実際の効果を説明しました。
畳仕事が低迷する中、何かヒントを得ようとする畳店で賑わい、今後の展示会も注目が集まりそうです。
「C/S販売30周年に想う」と題して、弊社 代表取締役社長 頃安雅樹が基調講演を行いました。
当社は、今から30年前の昭和56年6月に、業界初の「コンピュータ式畳製造システム(C/Sライン)」を開発・発売し、畳業界に一大革命をもたらしました。
その後、全国各地の中小規模畳店に対する「生産の超近代化」及び「営業力の強化」による生き残り戦略『構造改革』の提案と、大規模畳店に対する「設備のコンパクト化」及び「表替え市場参入」の提案を、鋭意推進して参りました。
以来、全国で数多くの畳店が、「生き残る畳店」として発展を遂げておられます。
当社は全国各地で「事例発表セミナー」を開催し、畳店ご自身による成功事例のお話を聴かれた畳店が、新たに構造改革を決断されるという連鎖反応も生まれております。
「C/Sライン」を導入されたお客様の会「JCS研究会」の特徴は、業界の将来に「希望」を持ち、現状の「問題解決」を図るべく努力されている、「前向き」のお客様の集まりであるということです。
畳店の発展段階に応じて、種々の問題点が生じます。(仕事の増やし方→人材育成→多角化→支店展開、更に後継者の育成等)しかし全国のJCSメンバーを見渡せば、必ずすでに同じ問題に直面し、悩み、解決されたお客様がいらっしゃいます。
そのお客様の事例発表セミナーをお聴きいただいたり、個別にご紹介するなりして解決していただき、今度はご自身が事例発表セミナーの講師となる・・・という好循環・連鎖反応が生まれております。
この連鎖反応を、展示会、セミナー、勉強会等様々な形でネットワーク状に更に広げていくことが、当社の使命であります。
お客様の中から新ビジネスがスタートする時は、もちろん、メンバー紹介等のお手伝いをさせていただきます。併せて皆様の自発的な活動をサポートできるような情報の提供も喜んでやらせていただきます。それができないと、単なる機械屋になってしまいます。
もちろん、お客様が毎日気持ちよくお仕事していただけるように、しっかりとメンテナンスに努めることは当然の努めです。
お客様の発展なくしては当社の発展もありえません。C/S30周年を機に、先人の苦労に思いをいたし、希望と意欲を持って、お客様のために更に努力して参ります。
今後とも、何とぞよろしくお願いいたします。
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